渋峠・横手山 日帰りドライブ 日本国道最高地点で雲海を見る

土・日帰り 2名(友達) 出発地: 都内(練馬IC)

このプランについて

雲海は「行けば見られる」ものではありません。
放射冷却で朝いちばんに条件がそろい、日が高くなると消えます。

だからこのプランは、深夜に出発して夜明けに現地にいるという一点だけのために組みました。

目的地は国道292号の渋峠。
標高2,172m、日本の国道でいちばん高い地点です。
群馬と長野の県境にあたり、ここから横手山方面を見下ろすと、条件が合えば眼下に雲が広がります。

都内から片道約4時間30分。
1時30分に出ると6時前には着くので、日の出から朝の澄んだ時間を丸ごと使えます。
昼に着く行程にしてしまうと、同じ場所でもまったく違う(そして平凡な)景色になってしまうんですよね。

そのぶん帰りは早く、16時には現地を出る想定です。
深夜出発なので、夕方以降に高速を長時間運転しないで済む配分にしてあります。

行程の後半で国道292号を群馬側へ下り、草津温泉に寄ります。
これは景色のためではなく、朝から運転し続けた身体をリセットするために入れている立ち寄りです。
草津の共同浴場の中でも大滝乃湯を選んだのは、ぬる湯から順に浸かる「合わせ湯」があって、時間をかけて温まれるからです(^^

注意点をひとつだけ先に書きます。
国道292号の志賀草津高原ルートは冬期閉鎖されます(例年11月中旬から4月下旬)。
さらに周辺はガソリンスタンドが極端に少ないので、山へ上がる前に必ず満タンにしておいてください

日程表

01:30
都内(練馬IC)
関越道・上信越道経由で出発(所要約4時間30分。PAで休憩を挟む)
06:00
雲海と朝の光、国道最高地点の石碑(所要120分目安、外せない予定)
08:10
スカイレーターとスカイリフトで標高2,307mの山頂へ(所要150分目安)
11:30
温泉街を散策して昼食(所要150分目安)
14:10
合わせ湯でゆっくり温まる(所要80分目安)
16:00
草津温泉
給油してから関越道経由で帰路(所要約3時間30分)
19:30
都内(練馬IC)
到着・解散

行き先の詳細

06:00

渋峠 日本国道最高地点

内容
国道292号(志賀草津高原ルート)が群馬・長野の県境を越える地点で、標高2,172m。
日本の国道でいちばん標高が高い場所で、路肩に「日本国道最高地点」の石碑が立っています。
すぐそばに県境をまたいで建つ「渋峠ホテル」があり、到達証明書(1枚¥100)を買えます。
この峠のすごいところは石碑ではなく周囲の地形で、少し車を走らせるだけで景色が次々に変わります
横手山方面を見下ろす位置からは、条件が合えば眼下に雲海が広がります。
幅も長さもある大きな崖、木が一本も生えない硫黄の匂う岩場、そして白樺の森が、数kmの間に並んでいるのが面白いところ(^^
住所
群馬県吾妻郡中之条町入山(国道292号 渋峠)
滞在時間
約120分目安
営業時間
道路は通年24時間通行可(冬期閉鎖あり。例年11月中旬〜4月下旬)。
現地の注意事項
草津白根山の火山活動の影響で、湯釜周辺など一部区間に駐停車禁止の規制があります。 規制区間では車を降りずに通過してください。
標高2,000m超のため、真夏でも朝は上着が必要な気温です。
周辺にガソリンスタンドはほぼありません。山へ上がる前に必ず満タンに。
夏は場所によってトンボが大発生しているので、虫が苦手な人は覚悟しておいてください。
移動方法 渋峠 日本国道最高地点 → 横手山
  • 車 約5分(国道292号を長野側へ)
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08:10

横手山

内容
志賀高原の東端に立つ標高2,307mの山。
山頂までは、全長200mの屋外型動く歩道「スカイレーター」と「スカイリフト」を乗り継げば、登山装備なしで立てます
山頂には北アルプスまで見渡せる展望と、こぢんまりとしたほこらのような造りの横手山神社があります。
鳥居と石積み、山頂の石碑が並ぶ一角は、標高2,300mとは思えないほど素朴な佇まいです。
リフト沿いには神社へ続く遊歩道もあるので、歩いて登ることもできます(^^b
住所
長野県下高井郡山ノ内町志賀高原
滞在時間
約150分目安
営業時間
スカイレーター・スカイリフトの運行は例年4月〜11月。運行時間は季節により変動します。
現地の注意事項
スカイレーター+スカイリフトの往復は大人¥1,500が目安ですが、料金は改定されることがあります。現地の券売所か公式サイトで最新料金を確認してください。
山頂は風が強く、平地より体感温度がかなり下がります。
悪天候時はリフトが運休します。
移動方法 横手山 → 草津温泉 湯畑
  • 車 約50分(国道292号を群馬側へ下る)
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11:30

草津温泉 湯畑

内容
昼食と散策。
草津温泉の中心にある最大の源泉で、毎分約4,000リットルの熱湯が湧き出しています。
湯畑を囲む木樋を伝って湯の花が採取される様子を間近で見られ、周囲には飲食店と土産物店が集まっています。
山の上で朝から動いたあとに、人のいる温泉街へ下りてくるとかなりほっとします。
蕎麦・釜飯・温泉まんじゅうなど、昼食の選択肢はひととおり揃っています。
住所
群馬県吾妻郡草津町大字草津
滞在時間
約150分目安
現地の注意事項
湯畑周辺は歩行者が多く、車の乗り入れが制限される区間があります。町営駐車場に停めてから歩いてください。
休日の昼どきは飲食店が混み合います。
移動方法 草津温泉 湯畑 → 草津温泉 大滝乃湯
  • 徒歩 約10分
Googleマップで見る
14:10

草津温泉 大滝乃湯

内容
入浴。
草津三湯のひとつに数えられる日帰り温泉施設で、煮川源泉を引いています。
名物は「合わせ湯」で、源泉を水で薄めずに自然冷却し、ぬるい浴槽から熱い浴槽へと順に浸かっていく入り方をします。
一番湯から順に温度が上がっていくので、草津の湯の熱さが苦手な人でも段階的に身体を慣らせます。
湯畑周辺の共同浴場とはまた違う、じっくり時間をかけて温まるタイプの施設です(^^
住所
群馬県吾妻郡草津町大字草津596-13
滞在時間
約80分目安
営業時間
9:00〜21:00(最終入館20:00)。
現地の注意事項
入浴料は大人¥1,200、子供¥600が目安です。
合わせ湯は男女で入れ替わる日があるので、入口で当日の案内を確認してください。
このあと運転して帰るので、長湯のしすぎには注意してください。

時間が余った場合の周辺観光地候補

一沼

説明
志賀高原の入口付近にある小さな沼で、水面に映る紅葉が有名。
国道292号沿いで駐車場からすぐなので、通り道に数分寄るだけで見られる。
朝の光が入る時間帯がとくにきれい。
住所
長野県下高井郡山ノ内町平穏

西の河原公園

説明
草津温泉の湯畑から歩いて15分ほど、あちこちから源泉が湧き出す河原の公園。
足湯があり、奥には大露天風呂もある。
大滝乃湯の代わりに、開放的な露天風呂を選びたい場合の候補。
住所
群馬県吾妻郡草津町草津(西の河原公園)

万座温泉

説明
渋峠から草津へ下る途中、万座三差路を折れた先にある標高1,800mの温泉地。
乳白色の硫黄泉で、露天風呂から山並みを見渡せる宿が多い。
草津まで下りずにここで入浴して帰る組み替えもできる。
住所
群馬県吾妻郡嬬恋村干俣万座温泉

食事の候補地

横手山頂ヒュッテ

種別
朝食・軽食
価格帯
¥500〜¥1,500
特徴
横手山の山頂、スカイレーターとスカイペアリフトを乗り継いだ先にあるパン屋とレストラン。
日本一高いところにあるパン屋として知られ、焼きたてのパンやパングラタンを楽しめる。
ただし早朝はまだ開いていないことが多い。
夜明けに着く行程なら、朝食はコンビニで買って持ち込むのが確実

草津温泉 湯畑周辺の飲食店

種別
昼食
価格帯
¥1,000〜¥2,000
特徴
湯畑を囲むように蕎麦・釜飯・定食の店が並ぶ。
湯畑目の前の「まんてん」は釜飯と舞茸天ぷらが有名で、2階から湯畑を見下ろせる。
十割蕎麦なら「そばきち 湯畑店」も人気。
温泉まんじゅうの食べ歩きもできる。
休日の昼どきは待ちが出るので、時間に余裕を持って。

横川サービスエリア(上信越道)

種別
夜食・仮眠
住所
群馬県安中市松井田町横川
価格帯
¥500〜¥1,500
特徴
深夜出発の行程では、途中のSAが実質的な食事と休憩の場所になる。
釜めしで知られる横川にあり、売店とフードコートが揃う。
眠気を感じたら食事より先に仮眠を優先すること。

予定金額

高速道路料金 往復(関越道・上信越道、ETC利用の目安) ¥12,000
ガソリン代(往復約500kmの目安) ¥8,000
横手山 スカイレーター+スカイリフト 往復(¥1,500×2名) ¥3,000
朝食(コンビニ・PAで調達) ¥1,200
昼食(草津温泉、2名) ¥3,000
大滝乃湯 入浴料(¥1,200×2名) ¥2,400
お土産 ¥3,000
合計 ¥32,600

1人あたり約¥16,300です。
内訳を見ると高速代とガソリン代で¥20,000、つまり6割が「そこまで行く代金」です。
現地でお金がかかる場所はリフトと入浴くらいしかないので、人数が増えるほど1人あたりは安くなります。
逆に言うと、1人で行くと交通費を割れないぶん割高になるタイプのプランです。

雨天・荒天時の代替プラン

雲海が目的のプランなので、雨や濃霧の予報が出たら日程ごと延期するのがいちばん正しい判断です。
標高2,000m超の峠は霧に包まれると視界が数mになり、景色も安全も成立しません。
それでも出発してしまった場合は、山の上での滞在を最小限にして草津温泉へ早めに下り、温泉と温泉街の散策に切り替えてください。
リフトは悪天候で運休するため、横手山の山頂は諦める前提で考えたほうが安全です。
冬期(例年11月中旬〜4月下旬)は志賀草津高原ルートが閉鎖されるため、このルート自体が通れません。

持ち物リスト

事前予約が必要な項目のチェックリスト

まとめ

深夜に出て夜明けの峠に立ち、そのまま日が高くなる前に山を歩いた日帰りドライブでした。

2名で約3万3千円、うち2万円が高速代とガソリン代。
現地での出費はリフトと入浴くらいなので、人数が多いほど1人あたりは安くなります。

このプランは「早く着くこと」がすべてです。
同じ渋峠でも、昼に着けばただの見晴らしのいい峠道、夜明けに着けば雲の上です。

帰りに草津まで下りて湯に浸かる時間を入れておくと、運転の疲れが残りません
深夜出発の行程だからこそ、ここは削らないでください(^^

現地で気づいたこと

8月に、深夜0時半に出発して朝5時半ごろに現地へ着きました。
そこから1時間ほど走ったあたりで、横手山方面を見下ろすと雲が下に広がっている雲海のような眺めが見えて、思わず車を停めて見入ってしまいました。

渋峠付近から見下ろした雲海
渋峠付近から見下ろした雲海

日本国道最高地点の石碑はここです。
標高2,172mという数字が刻まれていて、思っていたより素朴な佇まいでした。

渋峠の「日本国道最高地点」の石碑
渋峠の「日本国道最高地点」の石碑

峠のまわりは地形がとにかくダイナミックでした。
幅も長さもかなりある大きな崖が現れて、自然のスケールの大きさを肌で感じる瞬間がありました。

渋峠周辺の大きな崖
渋峠周辺の大きな崖

硫黄の香る岩場もあって、ここは木が一本も生えていません。
少し異世界のような景色でした。

硫黄の香る岩場。木が生えていない
硫黄の香る岩場。木が生えていない

そこから少し走ると今度は白樺の森になります。
数kmの間で景色がここまで変わる道はなかなか無いと思います。

渋峠の白樺の森
渋峠の白樺の森

横手山では、リフト沿いの道を通って横手山神社へ向かいました。

横手山神社へ続く道
横手山神社へ続く道

神社の鳥居がこちらです。
こぢんまりとしたほこらのような造りが、なんとも可愛らしい佇まいでした。

横手山神社の鳥居
横手山神社の鳥居

山頂には石碑と石積みがありました。
標高2,307mと言われてもピンと来ないんですけど、上まで来ると空気が明らかに違います。

横手山山頂の石碑と石積み
横手山山頂の石碑と石積み

食べ物の話もひとつ。
行きのセブンイレブンで買ったくるみ味噌おにぎりが当たりでした。
くるみのしゃきしゃきとした食感がしっかり伝わってきて、味噌の風味との相性も抜群です。
山の上には早朝だと開いている店がないので、こういう調達は先にしておいたほうがいいです。

注意点も書いておきます。
まず、このあたりはトンボが大発生していて、虫が苦手な方は少し覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
それから、渋峠のガソリンスタンドは自分が行ったとき(2026年8月)は営業していませんでした。
山に上がる前に必ず満タンにしておいてください。
横手山のリフト料金も、調べたところで情報に食い違いがあったので、現地の券売所か公式サイトで確認するのが確実です。

深夜出発の疲れも吹き飛ぶくらい、朝の渋峠は絶景でした。

詳しい記録は運営者のブログにも書いています(志賀高原・渋峠ドライブ)。

参考サイト

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