大甕 日帰り一人旅 日立灯台と久慈浜・水木の海岸を歩く

土・日帰り 1名(一人旅) 出発地: 上野駅

このプランについて

ひとりで海を見に行きたいだけ、という日があります。

このプランはそのためだけに組んだ日帰りです。
名所を詰め込むのではなく、「歩く」「座る」「海を見る」を1日のほとんどにあてています

舞台は茨城県日立市の大甕(おおみか)。
上野から特急で1時間35分の駅で、観光地として名前が挙がることはほとんどありません。
でもこの駅を中心に、白い日立灯台、広い砂浜の久慈浜、江戸時代の見張り台跡、そして住宅街の奥に隠れた水木海水浴場が、すべて徒歩圏で並んでいます

順番は、灯台で高いところから海を見る→浜に下りて波打ち際まで行く→番所跡でもう一度高いところへ上がる、という上下のリズムで組みました。
同じ海でも、見下ろすのと見上げるのでは印象がまったく違います。

昼食を買ってから出発する前提にしているのも意図的です。
灯台のある丘の上にはベンチがあって、そこで海を見ながら食べるのがこのコースのハイライトのひとつだからです。
周辺に飲食店が多いエリアではないので、駅で調達しておくほうが確実でもあります(^^b

ひとつ正直に書いておくと、このコースは相当歩きます。
1日の徒歩距離は8km前後になるので、カップルや家族で同じ場所を回るなら車かタクシーを使ったほうが絶対にいいです。
「歩くこと自体が目的」の一人旅だから成立する日程だと思ってください。

締めは大甕駅のそばのうどん屋で、味噌煮込みの牡蠣うどんです。
海沿いを歩いて冷えた身体に、これがとにかく効きます。

日程表

08:30
上野駅
特急ひたちで出発(所要約1時間35分。時刻は目安、予約時に実際の時刻表で確認)
10:10
到着。昼食のおにぎりと飲み物を調達(所要20分目安)
10:45
白亜の灯台と、丘の上のベンチで海を見ながら昼食(所要70分目安、外せない予定)
12:00
階段を下りて砂浜へ。波打ち際でコーヒー(所要50分目安)
13:20
江戸時代の見張り台跡から海を望む(所要30分目安)
14:10
住宅街の先にある入り江の浜と堤防(所要60分目安)
15:45
味噌煮込み牡蠣うどん(所要60分目安)
16:50
帰路の準備・お土産(所要25分目安)
17:20
大甕駅
特急ひたちで帰路(所要約1時間35分)
18:55
上野駅
到着・解散

行き先の詳細

10:10・16:50

大甕駅

内容
行きと帰りの起点で、JR常磐線の駅。
上野から特急ひたち・ときわで約1時間35分、水戸の次の次といった位置にあります。
2018年に橋上駅舎へ建て替えられていて、駅前はきれいに整備されています。
このコースは周辺に飲食店が少ないので、昼食と飲み物は出発前にここで買っておいてください
駅から海側へ出て15分ほど歩くと、もう日立灯台です(^^
住所
茨城県日立市大みか町2-23-10
滞在時間
約20分目安(往路)/約25分目安(復路)
現地の注意事項
特急の本数は1時間に1〜2本程度です。
帰りの列車の時刻を、着いた時点で決めておくと動きやすくなります。
移動方法 大甕駅 → 日立灯台
  • 徒歩 約15分(駅の東口から海側へ)
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10:45

日立灯台

内容
日立港の北、古房地鼻に立つ白亜の灯台。
和ろうそくをイメージしてデザインされた塔で、地元では水木灯台・大みか灯台とも呼ばれています。
初点灯は昭和42年(1967年)3月、水面から灯火までの高さは約42mで、茨城県の沿岸では唯一の3等大型レンズを使っています。
日立市民文化遺産(産業遺産)にも登録されている建物です。
灯台の周りは古房地公園として整備されていて、松林とベンチがあり、太平洋をまっすぐ見渡せます。
ここで海を見ながら買ってきたおにぎりを食べるのが、このプランの気持ちのいい時間です(^^b
住所
茨城県日立市大みか町(古房地公園内)
滞在時間
約70分目安
現地の注意事項
灯台の内部は通常は公開されていません(一般公開日が設けられることがあります)。
松林の地面には松ぼっくりが大量に落ちていて、足元が不安定な場所があります。
遮るものがないため、風の強い日はかなり寒く感じます。
移動方法 日立灯台 → 久慈浜海水浴場
  • 徒歩 約5分(灯台の脇から浜へ下りる階段)
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12:00

久慈浜海水浴場

内容
日立灯台のすぐ隣に広がる、遠浅で広い砂浜の海水浴場。
浜から振り返ると白い灯台が砂丘の上に立っていて、この構図がこのエリアの象徴になっています。
シーズンを外すと人がほとんどおらず、それでいて砂浜にゴミが少なくてきれいに保たれているのが印象的です。
波打ち際まで歩いて、保温ボトルのコーヒーを飲みながら座っているだけで時間が溶けます。
住所
茨城県日立市久慈町
滞在時間
約50分目安
現地の注意事項
遊泳期間(7月中旬〜8月中旬)以外は監視員がいません。海には入らないでください。
砂丘と浜をつなぐ階段は砂が乗っていて滑りやすいです。
シーズン中は駐車場が有料(普通車¥1,000)になります。
移動方法 久慈浜海水浴場 → 水木異国船遠見番所跡
  • 徒歩 約25分(海岸沿いを北へ戻る)
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13:20

水木異国船遠見番所跡

内容
江戸時代、水戸藩が異国船の接近を見張るために置いた遠見番所の跡。
海を見下ろす高台にあって、今は復元された木造の見張り台と、石碑とお地蔵さんが残っています。
観光地として整備されているわけではなく、案内も控えめなので、たどり着くと「見つけた」感があります。
見張り台に上がると、海岸線がずっと先まで見通せて、ここに番所を置いた理由がそのまま分かります(^^
住所
茨城県日立市水木町1-35(でんがくばら児童公園内)
滞在時間
約30分目安
現地の注意事項
見張り台は木造で手すりが低めです。風の強い日は上がらないほうが安全です。
トイレや自動販売機はありません。久慈浜を出る前に済ませておいてください。
移動方法 水木異国船遠見番所跡 → 水木海水浴場
  • 徒歩 約20分(住宅街を抜けて海岸へ)
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14:10

水木海水浴場

内容
天然の磯に囲まれた入り江にある、ベージュ色の砂浜の海水浴場。
環境省の「快水浴場百選」に選ばれていて、水質のよさと落ち着いた雰囲気で知られています。
面白いのは入口で、普通の住宅街の路地を進んだ先に階段があり、下りるといきなり浜に出ます
外からはまったく海が見えないので、本当にこの先にあるのかと疑いながら歩くことになります。
小さな船着き場と堤防があり、久慈浜の開けた砂浜とはまるで性格が違う海です。
住所
茨城県日立市水木町
滞在時間
約60分目安
現地の注意事項
遊泳期間以外は監視員がいません。
入口の階段は狭く、雨のあとは滑ります。
磯の岩場は濡れていると非常に滑るので、波打ち際の岩には乗らないでください。
移動方法 水木海水浴場 → うどんれすとらん へんこつ 日立大みか店
  • 徒歩 約30分(大甕駅方面へ戻る)
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15:45

うどんれすとらん へんこつ 日立大みか店

内容
夕食。
大甕駅から歩いてすぐの、茨城・栃木に展開するうどんレストラン。
契約農家の野菜と常陸秋そば、揚げたての天ぷらを売りにしている店で、季節メニューが充実しています。
冬に出る味噌煮込み牡蠣うどん(¥1,630)は、濃厚な味噌のタレに大粒の牡蠣が入った豪華な一杯
海沿いを歩き通して冷えた身体には、これ以上ないタイミングの食事になります(^^
住所
茨城県日立市大みか町1-4-8
滞在時間
約60分目安
営業時間
11:00〜22:00。元旦のみ休業。
現地の注意事項
牡蠣うどんは季節メニューのため、時期によっては提供されていません。
通し営業なので、歩くペースが崩れて到着が遅れても入れるのが助かるところです。
移動方法 うどんれすとらん へんこつ 日立大みか店 → 大甕駅
  • 徒歩 約5分
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時間が余った場合の周辺観光地候補

大甕神社

説明
大甕駅から徒歩15分ほど、宿魂石という巨大な岩山の上に本殿が建つ神社。
本殿へは岩肌を鎖を使って登る参道があり、短いながら本格的な岩登りになる。
海だけでなく岩場も歩きたい人向けの追加候補。
住所
茨城県日立市大みか町6-16-1

久慈サンピア日立

説明
久慈浜のそばにある温泉・宿泊施設で、日帰り入浴ができる。
海沿いを歩いたあとに汗を流してから帰る組み替えに使える。
プールやテニスコートも併設。
住所
茨城県日立市みなと町5-2

かみね公園

説明
日立駅側にある高台の総合公園で、動物園・遊園地・展望台がある。
桜の名所としても知られ、市街地と太平洋を一望できる。
大甕から常磐線で2駅の日立駅が最寄り。
住所
茨城県日立市宮田町5-2-22

食事の候補地

うどんれすとらん へんこつ 日立大みか店

種別
昼食・夕食
住所
茨城県日立市大みか町1-4-8
価格帯
¥1,000〜¥1,800
特徴
大甕駅から徒歩5分、11:00〜22:00の通し営業。
冬季の味噌煮込み牡蠣うどん(¥1,630)は大粒の牡蠣入りで食べ応えがある。
常陸秋そばや揚げたて天ぷらの定食もあり、歩き疲れたあとでも選びやすい。

大甕駅のコンビニ・売店

種別
昼食(持参用)
住所
茨城県日立市大みか町2-23-10
価格帯
¥500〜¥800
特徴
海岸沿いには飲食店がほとんど無いため、昼食はここで調達しておくのが現実的。
灯台のある古房地公園のベンチで海を見ながら食べるのがこのコースの定番になる。
温かい飲み物を保温ボトルに移しておくと、浜辺での休憩がぐっと快適になる。

日立駅周辺の飲食店

種別
夕食
価格帯
¥1,000〜¥2,500
特徴
大甕から常磐線で2駅。ガラス張りの駅舎から海が見える日立駅の周辺には飲食店が集まる。
駅直結の「シーバーズカフェ」は全面ガラス張りで太平洋を一望でき、茨城の食材を使ったメニューを楽しめる(7:00~22:00営業、年中無休)。
帰りの特急を日立駅から乗る組み替えにすると、夕食の選択肢が増える。

予定金額

特急ひたち 上野⇔大甕 往復(乗車券+特急券の目安、¥4,200×往復) ¥8,400
昼食(駅で買うおにぎり・飲み物) ¥700
コーヒー(保温ボトル用・現地調達) ¥300
夕食(味噌煮込み牡蠣うどん) ¥1,630
お土産 ¥1,500
合計 ¥12,530

1人あたり約¥12,500で、そのうち¥8,400が特急の往復です。
現地での出費は¥4,100ほどしかありません。このコースには入場料のかかる施設がひとつも無いからです。
灯台も浜も番所跡もすべて無料なので、削れるとしたら交通費だけ。
特急を使わず常磐線の快速を乗り継ぐと片道¥2,640まで落ちますが、所要時間は約2時間40分に伸びます。

雨天・荒天時の代替プラン

このプランは屋外を歩き続ける内容なので、雨の日にそのまま実行するのは現実的ではありません。
雨天時は海岸線を歩く部分を切り、大甕神社の参拝と、久慈サンピア日立の日帰り入浴に振り替えると半日が埋まります。
常磐線で2駅の日立駅まで出れば、ガラス張りの駅舎から海を眺められるので、濡れずに海を見るという選択もできます。
風の強い日は、日立灯台の丘も水木の磯も体感温度が一気に下がります。 風速の予報も確認してから出発してください。

持ち物リスト

事前予約が必要な項目のチェックリスト

まとめ

大甕駅を起点に、灯台・砂浜・番所跡・入り江の浜を徒歩だけでつないだ一人旅の日帰りでした。

費用は約1万2千5百円、うち8千4百円が特急代。
入場料のかかる施設がひとつも無いので、現地では食事代しか使いません。

このコースの価値は、有名な観光地をひとつも通らないことだと思っています。
人のいない浜で座っていられる時間の長さが、そのまま満足度になるタイプの旅です。

ただし歩く距離は本気なので、そこだけは覚悟していってください。
そして最後のうどんは、歩いた人にしか効かない味がします(^^

現地で気づいたこと

正月の最終日に、ひとりで行ってきました。

大甕駅はきれいに整備された橋上駅舎で、ここから海まで歩けるとは思えない普通の駅前です。

大甕駅の外観
大甕駅の外観

駅から15分ほど歩くと日立灯台に着きます。
晴れていたので灯台は白が際立って綺麗でした。

白亜の日立灯台
白亜の日立灯台

灯台のまわりからは海がまっすぐ見渡せます。
遮るものが何も無いので、ここに立っているだけで気持ちが軽くなりました。

日立灯台から見た海
日立灯台から見た海

丘の上のベンチで、買ってきたおかかベーコンのおにぎりを食べました。
海を見ながらのお昼ごはんは、それだけで特別な時間になります。

丘の上で食べたおにぎり
丘の上で食べたおにぎり

灯台から浜へは階段で下りられます。

久慈浜海水浴場と日立灯台をつなぐ階段
久慈浜海水浴場と日立灯台をつなぐ階段

下りきって振り返ると、砂丘の上に灯台が立っているのが見えます。
この角度がいちばん好きでした。

久慈浜海水浴場から見上げた日立灯台
久慈浜海水浴場から見上げた日立灯台

久慈浜海水浴場はオフシーズンなのにゴミが少なく、綺麗な浜辺でした。

久慈浜海水浴場の海岸風景
久慈浜海水浴場の海岸風景

浜でコーヒーを飲みながらぼーっとしていた時間が、この日いちばん長かった気がします。

久慈浜でコーヒーを飲む
久慈浜でコーヒーを飲む

そこから北へ歩いて、水木異国船遠見番所跡へ。
復元された見張り台が建っていて、上に上がれます。

水木異国船遠見番所跡の見張り台
水木異国船遠見番所跡の見張り台

上から見るとこの眺めで、昔ここで異国船を見張っていたというのが実感としてよく分かりました。

水木異国船遠見番所跡からの眺め
水木異国船遠見番所跡からの眺め

水木海水浴場は、入口が住宅街に馴染んでいて本当に?って思いました。
普通の路地の先に階段があって、下りるといきなり浜です。

住宅街に馴染んだ水木海水浴場の入口
住宅街に馴染んだ水木海水浴場の入口

下りた先の砂浜は、久慈浜とはまったく違う静かな入り江でした。

水木海水浴場の砂浜
水木海水浴場の砂浜

堤防もあって、ここも座ってぼーっとするのにちょうどいい場所です。

水木海水浴場の堤防
水木海水浴場の堤防

締めは大甕駅近くのうどんれすとらん へんこつで、味噌煮込み牡蠣うどんにしました。
濃厚な味噌のタレに大粒牡蠣が入っていて豪華!そして美味い!
¥1,630という値段に納得の一杯でした。

味噌煮込み牡蠣うどん
味噌煮込み牡蠣うどん

ひとつ正直に書いておくと、このルートは割と歩きます。
自分はひとりだったので歩くこと自体が目的でよかったんですけど、カップルや家族で行くときは車やタクシーを使った方が絶対にいいです。

それでも、車なしで砂浜と岩場の両方の海が見られて、仕事の疲れはかなりとれる良い旅行でした。

詳しい記録は運営者のブログにも書いています(大甕 日帰り徒歩観光)。

参考サイト

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